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岡山県俳人協会「第40回 俳句大会 応募句作品集」を読む

 昨日は岡山の俳句大会、今日は午前と午後に連続で私が幹事をしている句会で目が回る(@@)。上記は、昨日の岡山の大会で配付された作品集。毎年、秋に無料で聴講できる講演会+俳句大会が岡山で開催されている。昨日の参加者は160名ほど。  たんぽぽの絮は獄舎の塀を出ず 山県章宏  死神の来さうな北を塞ぎけり 難波政子    強東風や野党党首の街宣車 井上大夢  今二人いつまでふたり梅漬ける 立石はるか   ...

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片山由美子句集『飛英』(角川書店、2019年)を読む

 台風の影響も少なく無事帰宅。明日はどうにか、岡山県の俳人協会の大会へ行けそうだ。  冬麗のまだまだ回る摩尼車  菖蒲湯を出でて夕刊ひらきけり  口中に舌のつめたき水中り  病室にもののふえゆく虫時雨  秋陰やドックに錨のみ残り  腕時計重しと思ふ風邪心地  誰も来ぬはずの一日や雛飾る  梅雨に入る風に獣の匂ひして  にぎりたる木の実の固さ人悼む  山茶花や降りることなき駅となり...

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宿谷晃弘『野菊』(ふらんす堂、2019年)より

 湯水のごとく本にお金が消えている読書の秋である。俳句でお金を儲けようと考えているのだが、アイディアがうかばず(苦笑)。  白梅の蘂花びらを押し開き  花冷や空白多き時間割  著莪咲くや祖母死してより訪はぬ家  新涼や写真入れざる写真立て  秋澄むや古き地層に魚の骨  麦秋や茶房の壁にイエスの絵  傷つけて別れし友や青胡桃  数へ日の上野の山をひとめぐり  受験子のまなこ鋭く上げにけり...

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「滝 令和元年 10月号」を読む

 けっきょく12日の土曜日が仕事になり、3日連続の俳句デーはなくなった。しかも、台風が近づいており、13日に岡山の俳句大会へ参加する計画が危うくなっている。  靴音の砂利に染み入る盆の月 鈴木要一  コンビニにニーチェの本や稲光 服部きみ子  看護師に秋日の匂ひありにけり 斎藤善則  蜩やガリ版刷りの単語帳 松川佐津子...

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「群青 2019年 10月号」を読む

 会場の都合で、私自らが幹事をしている句会が、14日の午前と午後、一日に二回も。zzz  広島忌雨に色あり声のあり 伊藤素広  秋雨や象舎の隅の草の山 小野あらた  つかはざるスパイス並べ男梅雨 日下部太河  露台までスカイツリーと同じ風 鶴巻貴代美  故郷の山の香りの新酒かな 抜井諒一  ...

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